代表あいさつ

はじめに、今回の震災で被災された全ての皆様に、From KOBE一同、心よりお見舞い申し上げます。

私たちFrom KOBEは、今回の震災の復興に向けて少しでも助力したいという想いで結成されました。普段は神戸大学で建築を学んでいるのですが、建築でもボランティアでも何でもいい、何かできることはないか。震災を前にそんな声が研究室内に飛び交いました。そして続々と有志が集まり、現在の活動へと繋がっています。

        私たちは考えています。私たち学生に何ができるのかを。

その答えを導く一つの糸口が、この神戸で起こった阪神淡路大震災だと感じました。

16年前、神戸で阪神淡路大震災が起こりました。
それは建物を破壊し、高速道路をなぎ倒し、当時私たちは幼いながらも、目に映る壊滅的な風景を鮮明に記憶しました。

その風景が今、テレビの中に映し出されています。
共感できるなんておこがましいことを言うつもりはありません。

ただ、その経験を活かせる場が必ずあると、私たちは確信しています。

そしてそれが、神戸大学に通う学生、神戸に住む者にとっての使命なのではないのでしょうか。
距離ははっきり言って遠いです。頻繁に現地に出向くことも、簡単じゃありません。

しかしその分、この神戸という地が復興を成し遂げてきた経験を、
しっかりと汲み取り、次に繋ぎ、そして大きな力に変えて東北へ届けていきたい。

そう私たちは考えています。 一日でも早い東日本の復興を。

そしてそれが見かけの早さだけではない、より良い復興であることを願って。


From KOBE 代表 山田 恭平  



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