6月6日(月) 武庫川女子大学プレゼンテーション報告



 From KOBEの活動並びに研究室の震災関連プロジェクトのプレゼンテーションを、武庫川女子大学建築学科の学生に行いました。集まっていただいた学生たちも、東北に向けて何かできることはないかと模索しているところです。

 今回のプレゼンテーションで力を置いたのは、「阪神淡路大震災を振り返る必要があるのではないか」ということです。現地に行くことはとても重要だと感じていますが、全員が全員行ける訳ではないのが現状です。女子大学ということもあり、現地入りが難しいとの話も聞きました。そういった人たちに対しても、「この神戸で起きた震災を振り返り、経験を届ける」ことの重要さを改めて実感しました。
 
 復興していく過程で問題になったことや、辛かった経験、嬉しかった経験。そういったことが、今後何らかのカタチで必要になってくるのではないでしょうか。記録としても記憶としても傷跡残る地に、私たちは今過ごしています。それは悲しみである一方、ひとつの財産ではないでしょうか。16年経った今だからこそ、その歳月をかけて復興してきたまちだからこそ、伝えられることがきっとあるはずです。
 耳だけではなく目まで傾けてくれる真剣な姿があり、非常に想いを共有できた時間を過ごしました。

 つながりを作る一方で、そのつながりとともに考えを行動に移していきます。


2011/06/06 山田 恭平

 

 



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